こんにちは。さこんじ(https://twitter.com/saKOnzi35)です。
会社・プライベートで昨日よりも楽しく充実した1日を過ごす為に役立つ内容を配信していきますのでどうぞお付き合いください。
今回は…
会社でやってはいけない『部下・後輩・同僚に嫌われる行動』の特徴を解説していきます。
著者さこんじは聞き上手♪
と言えば聞こえが良いですが、雑談などでは喋り続けることが少し苦手なので相手の話を聞く側に回ることが多いです。
さこんじは雑談などの他愛も無い会話を先導するのがあまり得意ではありません。その代わり傾聴・リアクション・ツッコミが得意なので話が集まってくるのだと分析しています。
その為、同僚や後輩からは会社で起きた嫌な出来事や愚痴なんかもよく耳にすることがあります。
そんな会話の中で嫌われる行動として特に注意が必要だと思った内容が複数見つかりました。もっと言うと傾向が見えてきたのです。
そんな、私の経験談を踏まえた内容を紹介をしていきます。
- 気を抜いたら自分もやってしまいそう…
- 近しい行動は過去にやってしまっていたかも…
そんな内容をお伝え出来たらと思います。
この記事は以下の方々にオススメです。
- 自分が嫌われる行動を無意識にしていないかチェックしたい
嫌われるコトを望んで嫌われる行動を取る人は稀です。知らない内に他者を不快な気持ちにさせているパターンの方が圧倒的に多いはずです。この記事を見つけたあなたはチャンスです!この記事を通じて自身の行動を振り返ってみましょう。ヤバい行動、していませんか? - 自分が嫌われる人にならないようする方法を知りたい
この記事では嫌われる行動の事象とその対策をセットで記事をまとめています。 - 中間管理職の方へ
大人になるとその行動嫌われるよ!とか教えてもらうことは無くなります。上司であっても部下であっても自然と人が離れていくだけです。役職・立場に合わせた行動を取っていきましょう
この記事を読むことで…
会社員は1日の約1/3を過ごすのが会社の仲間達です。楽しく過ごせるような環境を整えていきましょう。
それでは本編へ参ります。是非最後までご覧ください。
嫌われる行動
嫌われる行動その①
例として以下のやり取りを見てみましょう。
先輩、少々お時間宜しいですか?
この試算を進めていたのですが、上司さんが用意してくれたこのフォーマットに不具合があるみたいで…見て頂けますか?
本当に~?ちょっと資料を見せて!
あぁ。ここのことだね。
ここの計算式って複雑でさ。作った時に苦労したんだよ。
あ~~でこ~~で………
(…話が長いな)
……… ……… ………
んでもってね。
その会議ですったもんだがあって今のフォーマットに落ち着いのよね。
結構改訂されて今の形に至ったんだよ。
(やっと終わった!)
そうだったんですね。
では、この試算用のフォーマットどうしましょうか?
…部下さんのところで修正しておいてください。
(結局私が直すのかよ…!)
(そのやり方が分からないから聞きにきているんだよ…!)
了解しました。
修正方法について教えて頂けますか?
自分でちゃんと調べてみた??
修正方法を理解するためにはまず前段の□□を訂正する必要があるんだけどね。その部分にまずは………
(前段の□□は知っているんだよな…私が聞きたいのはそこじゃない…)
上記のやり取りを見てどう思いますか。
皆さん少なからず似た経験をしたことがあるのではないでしょうか。上司さんとしては伝えたい!伝えてあげたい!という想いがこういった空回りな行動をさせるのかもしれません。
ただそれだけでは、会話のキャッチボールが上手くいかず、部下さんは聞きたい事が聞けずに時は流れてしまいます。不毛な時間が過ぎてしまい、上司さんの想いを汲むという発想より早く終わらないかな…という思考になってしまいます。
やり取りが上手くいかなかった原因は部下さんにもきっとあると思います。
具体的にどうして欲しいのか、細かい部分をちゃんと伝えれば上司さんにも的確な回答ができたかもしれません。
ただ、上司さんの立場であれば嫌われないよう以下のことを念頭に置いて欲しいです。
後輩・部下の方は言いたいことを全て伝えてくれません!
少なくともそう思っておくべきです。社会人歴が短い若い方は伝えることができないケースもあります
背景として、後輩や部下の視点では前段のやり取りを踏まえて“1~10まで言わなくても先輩・上司さんには伝わるはず”と思っている場合があります。
もしくは、遠慮がちに遠回しに聞いてくることもあります。無礼にならないような言い回しを心がけた結果、要点が伝わらないようなイメージです。
今回の例で言えば後輩くんは単刀直入にこのフォーマットを直して欲しい!とは言えませんでした。なので、探りを入れるような形で確認をとっていましたが、上司さんに意図が伝わっていないという事例です。
上司さんは嫌われる行動になってしまわないよう、以下の対策を検討してください。
- 雑談をするために話し掛けられている訳ではないことを理解する
雑談と仕事のやり取りは切り分けて考える - 最終的な効率面を踏まえて質問の意図を読み取る努力を講じる
分からなければ率直に怒らず聞き取る
面倒と思い適当に回答するとかえって後で大変になることが多い - 自分が喋りたいことではなく、相手が知りたいコトを踏まえて回答する
テクニックとして導くような言い回しは○
意図をもった会話を心得え喋りたいことではなく伝えることを前提に
会話でのすれ違いが続くと両者共々ストレスが掛かってしまいます。
上司さんであれば、自分を優先せず管轄するチーム、グループの為にしっかり話を聞き理解する事が大切です。くれぐれも話途中で何でも分かっているような回答は控えるようにしましょう。
嫌われる行動その②
仕事をしていると、部門間やグループ間でちょっとしたいざこざや考えの不一致が発生したりします。
最終目的が同じベクトルであっても、やり方やスタンスが違うことはよくあります。
そういった中、直属の上司がどんな考えで仕事をしていてどんな方法で成果を出そうとしているのか説明をしてくれない。行動でも示してくれないとどうなるでしょう。
僕のグループは何を目指して仕事をしているのかよく分からん。
忙しくて日々目の前の仕事をこなしているだけで…。
目指している方向性が見えないと業務をどう改善していけばいいのか分からない
こんな状態では部下さんが途方に暮れ、露頭に迷ってしまいます。
目指すものが無いと仕事は目の前のものを対処するだけになり、長期的な視野が欠如してしまいます。当然、先を見据えた改善やよい提案などには繋がっていきません。
もう少し具体的な例を見ていきましょう。
私達のグループは課題として業務改善をやりまくって定常業務20時間の削減を達成します。どんどん改善案を持ってきてください!効率化を果たしましょう!
業務効率化を目的とした業務改善案を作成しました。
内容についてご確認をお願い致します。
早速ありがとうございます
…
………
この内容じゃ改善まで時間が掛かり過ぎるし、他グループにも影響があるじゃないか。それに、エンドユーザーのことも全然考えられていない。
話にならないな!
(えっ。期間とか改善の規模感とか言ってなかったのに…)
了解しました。
修正した内容を改めて提出致します。
–1週間後–
改めて改善案を提出します。
(今度は指摘された内容を踏まえて、エンドユーザーのコトも考えた提案にしたぞ…!)
この改善は手っ取り早い内容で自グループで解決できる中身かもしれないが、効果が小さすぎるよ。それに我々の利益にも悪影響が出てしまうじゃないか。
全くもってお話にならない!
(前回と全く言ってることが逆じゃないか…。利益とエンドユーザーどっちを優先する課題なんだよ。どのくらいの規模感・期間でどんな状態を目指しているのか全く分からん!!)
部下さんからしたら、上司さんは言っていることがころころと変わっているように映っています。
そして、何より一番の問題点は目指す目標、共通したゴールが見えずに進めていることです。
上司さんからしたら自分なりのゴールと優先順位があるのかもしれませんが、今回の事例で言えば周りにそれが伝わっていません。これでは部下さんが気を効かせて色々と聞き取りをしてくれない限り、両者の溝は開いていくばかりです。
自身が中間管理職なのであれば目的・目指す姿や優先順位をしっかり部下へ伝えてあげてください。
さこんじも経験していますが、部下の人達は日々の業務が忙しくなかなか先を見据える時間が取れません。
しつこいくらいに自身の考えを発信をしていくべきです
会社や時期によって違うかもしれませんが、日々の業務に追われているような忙しい部署では会議中にも内職をしている場合があります。
内職は本来よくないことではあります。
ただ、部下さんからしたら締め切りに間に合わせる為に頑張っている過程であり、本筋としてはマネジメント側がそういった働き方をさせているのが問題です。
上司さんは嫌われる行動を取ってしまわないよう、以下の対策を検討してください。
- しつこいくらいに目的、方針、プロジェクトごとの目指す姿や優先順位を伝える
ことあるごとに打ち合わせを設けて説明するのはオススメできません。例えば、皆が毎日見るところに掲載をする、フィードバック時に目的や方針の内容を織り込んで説明するなどはさこんじの経験上効果的でした。 - 分かっているだろう…と思った時は大抵伝わっていないと思うべし
部下さんとのやり取りで「伝わっているかな?」と感じた場合、大抵相手には伝わっていません。質問などをして理解度を測り、必要に応じて追加説明等をしましょう。 - 自分が一番理解していなければならない
上司さんである自身が一番理解出来ている状態でないといけません。
自信がない中で回答をしてしまうと部下さんは大抵勘づいてしまいます。自信がない場合は直属の上司にしっかり確認して回答すると正直に伝えましょう。再確認することは悪いことではありません
完璧な上司である必要はなく、誠実な上司であることが重要ではないでしょうか。
中間管理職としてピラミットの上から振ってくる課題や方針を分かりやすく部下に伝え浸透させるのが重要な仕事の1つです。
皆さんが考える中間管理職の一番大切なスキルを教えてください
嫌われる行動その③
自らを批判し防御線を貼ることで、それ以上自分を責められないようする最強防御魔法です。
作ってもらったパワポ資料、間違えて消しちゃった。
ダメでおっちょこちょいな上司でほんとごめんね。
こんな上司の下で働くことになって本当に不運だね。
……
作り直してもらってよい?
…
……
………
(何て言えばいいか分からない)
「そうですね」とも言えず、これ以上批判もできないので相手は何も言えなくなります。
まさに最強防御魔法ではありますが、犠牲にするものも大きいです。
ここまで開き直った言い方をする人は稀だと思いますが、仕事以外でも例えば貧乏自慢や自虐ネタなんかも自身を守るために使われたりします。名著“嫌われる勇気“に出てくる「劣等コンプレックス」にも通じるものです。
上記の例でいえばおっちょこちょいな部分さえ解決すれば私はやれるんだけれどな~
という本当の自分は優れているはずなんだ!の裏返しのような発言であったりする訳です。
名著「嫌われる勇気」はさこんじのマインドセットに大きく影響を与えてくれた本です。解説記事も書いています。
よかったら覗いてみてください♪
話を戻します。
最強防御魔法を安易に使ってしまうと、その人の成長は必ず止まってしまいます。
今回の事例のように何か重要なファイルを消してしまったのであれば、次回からそれが起きないように改善をしていくことが前提にあるべきです。そして、消してしまったファイルを再生する方法がないか自分で調べ、それでもダメなら周りに謝って解決方法を相談して何とかするべきです。
こうった発言は部下さんからしても一番聞きたくない言葉です。
部下さんからすれば以下のような考えが頭を巡ります。
- 上司さんは自分を蔑んで謝って、その後何がしたいんだ?
- これじゃ、また同じことをするな
- 上司さんの「どうにかしたい」という思いが伝わってこない
- 問題解決することを面倒くさがっているのでは?
- 頑張って作った資料を軽んじてやがる
こんな状況では“信頼関係”は地に落ちて両者の関係は再生不可能となってしまいます。
日頃から学ぶこと・新しいことを知る習慣を継続することをオススメします。
大人になったから勉強しなくてよいというのは幻想です。
社会人は行動→改善→検証の繰り返しです。
失敗が起きたら今後起きないようにどうするのか?が重要です。
何かが起きた後にどう行動するかを皆が見ていることを覚えておきましょう
上司さんは嫌われる行動を取ってしまわないよう、以下の対策を検討してみてください。
- 無能かどうかは正直どうでもよい
起きてしまったことを嘆くのではなく、どう対処するのかをまずは考え行動するべきです。
無能かどうかは自分で判断するものでなく、周りが判断することです。自身を「無能だ」と言っていても極論周りが優秀である、と言っていればあなたは優秀です。そんなことに固執するのではなく、まず今出来ることを愚直に進めていくましょう - 学んでいる姿を周りにも見える形で表現
新しく仕入れた知識や研修で学んだことは積極的に周りに発信してましょう。大切なのは「自分頑張ってます!」をアピールするのではなく、成長の軌跡を周りに見てもらうことです。そういった姿を見せることで周りにもポジティブな影響を与えることができます - 最強防御魔法「自虐」は一度も使ってはならない
自身を蔑んで謝ってもそれで反省度合いを測るわけではありません。周りも全然嬉しくありません。ただネガティブな感情だけが残ってしまいます。周りとよい関係を築いていくのであればネガティブな発言はしない、ネガティブな人に近づかないようにしていきましょう
まとめ
会社で部下・後輩・同僚に嫌われる人の行動3選を紹介してきました。
- 相手の質問に対して自分の言いたいコトを優先した回答をする
- 自身の考えやスタンスを掲示せず、決断を下せない
- 学ぶコトを諦めて自分が無能であることをアピールする
それぞれの章では『上司さん・先輩さんへのワンポイント情報と対策』を提示しています。
少しでも当てはまる部分があったかも…。と思った方はこの機会に少し行動を変えてみましょう。人が変化していくには実験的に行動と改善を繰り返していくしかありません。
ブログ記事なんかもそうです。リライトをしながら読みやすい記事になるよう改善を繰り返しています。
今回の記事は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、別の記事でお会いしましょう。
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